観光庁の補助金事業に採択されたプログラム、
『世界に誇る日本のBUSHIDOを、作者である新渡戸稲造の生き方と共に体験する ～新渡戸稲造生誕の地で、世界に認められた稲造の生き方とBUSHIDOの思想を体感するプログラム～』のモニターツアーが無事に終了しました。

2024年9月14日（土）、COCOHARETEでは『世界に誇るBUSHIDO体験ツアー』のモニターツアーを実施しました。本ツアーは、『BUSHIDO（武士道）』の著者である新渡戸稲造の生き様や素顔、また執筆された背景などついて学びながら、BUSHIDOの本質でもあり、現代においても重要な価値を持つ「ノーブレスオブリージュ（高貴なる義務）」を理解し、自己変革に繋げていただける実践的な学びを体験できるツアーとなっております。

ツアーのハイライト：

【モニターツアー行程】
9：00　　盛岡駅前の新渡戸稲造の胸像前に集合
9：30　　盛岡市先人記念館
10：45　 新渡戸稲造ゆかりの地のまち歩き
11：45 　新渡戸家ゆかりの寺「久昌寺」
12：45　 昼食（ビアベースベアレン盛岡駅前店)
14：00 　 駅前の新渡戸稲造の胸像前にて解散

※なお、今後、行程が変更となる可能性があります。

（盛岡市先人記念館内の新渡戸稲造の部屋にて、藤井茂理事長による案内）

参加者はまず、盛岡市先人記念館を訪れ、長年にわたって新渡戸稲造を研究されている新渡戸基金の藤井理事長から、BUSHIDOや著者である新渡戸稲造について直接、第一手の知識を得る貴重な機会となりました。その後、盛岡市内で新渡戸稲造の生誕地や、友好都市カナダのヴィクトリアとの親交を象徴するヴィクトリアロードなど、彼にまつわるゆかりの地を巡るガイド付きの街歩きを楽しみました。新渡戸稲造の思想形成の原点である盛岡を巡り、教科書では知ることのできない新渡戸稲造の人生のエピソードや素顔について学ぶことで、新渡戸稲造が世界に広めたBUSHIDOの精神性への理解を深める貴重な機会となりました。

また、新渡戸家の墓があることで知られる久昌寺では、普段は坐禅体験を受け入れていない中、特別に住職によるご指導のもと、新渡戸稲造がBUSHIDOの精神を磨くために大切にしていた座禅を体験しました。参加者は精神を落ち着け、自己を見つめ直す貴重な時間を過ごしました。現代社会の忙しさから離れ、内面を見つめ直す座禅の時間は、参加者にとって新鮮な学びのひとときとなりました。

（久昌寺にて、住職の海野朋孝さんによる坐禅体験）

坐禅体験の後、参加者はビアベースベアレン盛岡駅前店にて、新渡戸稲造も愛したとされるドイツビールの伝統的な醸造法を守るベアレンビールと、長期無薬飼料で育てた岩手県の銘柄鶏「いわいどり」を使った定食やラーメンを堪能しました。その後、集合場所でもあった駅前にある新渡戸稲造の胸像に戻り、参加者の皆様からご好評をいただきながら解散となりました。

（集合・解散場所となった盛岡駅前の新渡戸稲造胸像とCOCOHARETEガイドの外久保メアリー）

参加者の感想：

事後アンケートの中で、

・案内いただいた方々の人柄が良く、岩手や盛岡のことが好きで、さまざまな人に知ってほしいという気持ちが伝わってきた。

・新渡戸基金の理事長による、新渡戸稲造のパーソナルな人物像に迫る独特な解説と、ガイドによる補足説明および情熱に非常に好感を持った。

・テーマに関する予備知識がなかったため、大満足とならなかったのが残念。しかし、新渡戸稲造について基本的なことを知っていたり、もともと興味を持っている人にとっては、非常に面白い内容だったと考える。

・先人が大切にしてきたものを理解でき、われわれ日本人が失いつつある精神性がどのようなものだったのかに気づく機会となった。

・BUSHIDOの内容やその受け止め方や国内外の評価、その後の影響などについて、基本的な部分も解説いただきたかった。

などといった感想が寄せられ、改善点や今後さらにブラッシュアップすべき点が明らかとなる貴重なご意見をいただくことができました。

今後の展開：

今回のモニターツアーは、今後の正式なツアー展開に向けた重要なステップとなりました。COCOHARETEでは、参加者からのフィードバックをもとに、より魅力的で充実した体験を提供できるよう、ツアー内容の詳細や案内箇所の変更なども検討しながら、ブラッシュアップに努めてまいります。また、関係事業者様にご参加いただくファムトリップの実施に向けても動いております。

次回の更新もぜひご期待ください！